ワーホリとして海外に長期滞在するとき、意外と面倒なのが身分証明問題。
現状ではパスポートを見せるのが最も確実で安心です。
というより、日本の運転免許証はこちらでは有効ではないので、これしかないんですよね……。
でも、いくらビクトリアの治安がいいとはいえ、パスポートを常に持ち歩くのはやっぱりちょっと怖いものです。
そんな時にこのBCIDを持っていると、とっても便利なんですよ!
ワーホリでの身分証明の必要性
せっかくワーホリに来たんですから、友達とバーやレストランで一緒にお酒を飲んだりする機会はありますよね。
そんなとき、実はビクトリアは日本以上に飲酒時や酒類購入時の年齢確認がしっかりしているんです。
これはカナダのブリティッシュ・コロンビア州(以下BC州)における法律によることが大きく、お酒を提供したお店側の責任が非常に重いからなんですね。
特に私たちアジア人は若く見られるので、私のような30歳を超えているような人間でも毎回年齢確認をされるんです。
この年齢確認は顔写真つきのカナダでも有効なライセンスが求められるため、私たちのような長期滞在でありながら現地のライセンスが何もない人間にとっては、実はけっこうめんどくさい問題。
ワーホリでも取得可能!BC州滞在者が取得できるBCID
そこでおすすめなのがBCID。
BCIDとは、『British Columbia Identity Card』の略称。BC州で発行され、かつBC州内で有効となる身分証明のことなんですね。
BCIDには本人の顔写真はもちろん、本人の手書きのサインまでも記載されていて、かなりしっかりとした身分証なんです。
このカードのいいところは、何といっても私たちワーホリの人間でも取得ができちゃうところ。
条件としては、カナダに半年以上の滞在を許可されている人なら誰でも作ることができるものなので、ワーホリ以外の学生ビザ滞在者も取得可能です。
もちろんこれはBC州の身分証明なので、バンクーバーでも利用ができますよー!
ビクトリアでBCIDを作ろう!
BCIDは最寄りのライセンスセンターで作ることができます。
ビクトリアのセンターの場所はここです。
建物はインナーハーバーに面した場所にあって、目印はこの青いテント。
ここは本来は運転免許に関する申請を行うところです。
中は現地の人もたくさんいて混雑しているため、行くのは時間に余裕がある時の方がいいかもしれません。
BCIDの取得に必要なもの
BCIDを作るのに必要なものは、
- パスポート
- ワーキングホリデービザ(ビザの種類は学生ビザなど、半年以上カナダに滞在できることがわかるものであれば何でもかまいません)
- 申請料$35
の3点です。特に申請料は変更されている可能性があるので、確認してから行くことをオススメします!
BCIDの申請方法
中に入ると正面に受付があって、たくさんの人が並んでいます。まずはその列に並び、BCIDカードを作りたい旨を伝えましょう。
順番がきたら、係の人にいろいろと質問されるので答えていきます。この時にパスポートとビザを提出します。
質問事項は名前や住所、年齢などの一般的なもの、そしてなぜか母親の旧姓(これ、カナダで何かを申請する時やたら聞かれます)、身長、体重、目と髪の色を聞かれます。
最後に写真を撮られ、申請料の$35を支払って、その場は終了です。
BCIDの受け取り方は?
残念ながら、BCIDはその場では受け取ることができません。
できあがったBCIDは、申請した時に届け出た住所に郵送で届きます。日数は人によりますが、だいたい目安は申請日から2~3週間程度かかるといわれました。
すぐには発行されないので、必要な人はなるべく早めに申請することをおすすめします。
実際のBCIDはこちら!
そして実際に私が持っているカードはこんな感じです。
モザイクだらけですが、雰囲気は伝わりますか?
カードが届いてびっくりしたのが、申請の時、何でこんなことまで聞かれたんだろうと思っていた(女性にとっては最重要機密事項の)身長やら体重やらが、まさかのカードにばっちり記載されていたこと!
は、恥ずかしい!!
ついでに、左側の大きなモザイクは顔写真なんですが、その下には申請時になにげなく書いた直筆サインが入っていました。
それがカードにのるなら言ってよ!そしたらもっとていねいに書いたよ!(言われていたけど私が聞き取れていない可能性大)
裏面はこんな感じです。
『This is not a driver’s licence』としっかり書かれています。他のモザイクの部分は、何かのバーコードっぽいものと、QRコードっぽいものが書かれています。
BCIDのサイズや質感は、一般的なクレジットカードや銀行のカードとまったく同じです。つまり財布の中に普段から入れて無理なく携帯することができます。助かりますね!
パスポートの代わりに使えるBCIDはとっても便利
このカードを持っているおかげで、普段の生活でパスポートを外に持ち歩くことをしなくてよくなりました。
特に、お酒を飲む時にパスポートを持たずにすむのは精神的にとてもいいです。お酒が入っている時にパスポートを持っているなんて、そんなの気が気じゃなくて楽しめないじゃないですか……!
BCIDはBC州において正式な身分証明書になってくれるものなので、申請料はかかりますが作っておいて損はありません。カードの期限も5年間有効と比較的長いなので、ワーホリが終わったあとにまたカナダへ来た時にも使えます。(……あるかな?笑)
以上、とっても便利なBCIDについてでした!
ワーホリの心配事は、まずは無料エージェントへ相談してみませんか?
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