いやーーこの写真を見てください。雲一つない青空!暑かった……!
前回のブログでは、メキシコ国立人類学博物館で、メキシコの歴史や遺跡について勉強してきました。
その翌日、さっそくメキシコへ来てからはじめての遺跡観光へ向かいます。
向かった先は、メキシコシティからもほど近いテオティワカン遺跡。ここはラテンアメリカ最大の都市遺跡としても有名です。
日本にはない、広大な敷地の中での遺跡に感動しました。
テオティワカン遺跡へ行こう!
テオティワカン遺跡へはツアーで行くのが簡単でラクな方法ではありますが、私は現地での時間や行動に制限があるのはイヤだったので、個人で行くことにしました。
メキシコシティの北方面バスターミナルからバスで約1時間。
チケット売り場は、ターミナルに入って向かって左に曲がり、一番奥にあります。
料金は片道44ペソ(約250円)。
この場で往復チケットも購入できますが、特に割引はありません。
ちなみにこのチケット売り場はクレジットカードは受けつけておらず、現金のみでした。
チケット売り場のさらに奥にバス乗り場があるので、チケットを見せてバスに乗り込み、出発です!
このバスはテオティワカン遺跡行き専用のバスではないので、終点までのんびり乗っていればいいものではありません。
が、一番有名どころの停留所であるためか、『テオティワカンー!ルイナスー!ピラメソ(スペイン語でピラミッドの意、だと思われます)ー!』と運転手さんが叫んでくれるので心配なし!
そして地球の歩き方には、このバスはいくつかある遺跡の入り口の中のPuerta3に停まると書かれていましたが、実際には1に到着しました。
え、ここ?というような小さな小屋にいるおじさんに、入場料の65ペソ(約370円)を支払ってチケットを購入します。
ここでも現金しか受け付けてくれません。
ここで遺跡に入る前に、お手洗いや水などが売られている売店があるので、必要な人はここで用をすませておくことを強くおすすめします。
なぜなら、遺跡に入ったが最後、遺跡以外は何もありません。
トイレどころか日陰すらなく、晴れた日にはとてもしんどい環境が待っていますので、十分に準備をしていく方がよいでしょう。
そしてここから、いよいよテオティワカン遺跡観光のスタートです。
まずはじめに目に入るのが、このながーーーい一本道。
これは『死者の道』といい、テオティワカンを南北に貫いています。約4kmにもわたる非常に長い一本道です。
ちなみに私が入ったPuerta1からは、この『死者の道』をまっすぐに歩き、最終地点にようやく月のピラミッドがあります。
日陰も何もないカンカン照りの道を、ただひたすら歩く。
しかもこれ、ただのまっすぐな道ではなく、途中には小さな舞台のようなものをのぼったりおりたりすることがあります。
この写真の左右に写る、階段のある舞台のようなものがそれ。
視線の先にはピラミッドは見えているのに、なっかなか着きません。
これ、本当にけっこう心が折れる道のりなので、対策は万全に。
何か見えてきました。こちらは『ケツァルコアトルの神殿』です。
ケツァルコアトルというのは『羽毛のはえた蛇神』のことだそうです。
そのレリーフでおおわれているとのことなのですが、この写真だとイマイチわかりませんねぇ。
よし、次。
次に見えてくるのは、この遺跡内最大の建築物である、『太陽のピラミッド』。
ピラミッドとしては世界で3番目に大きなものなのだそうです。ちなみに1番と2番は、ご存じエジプトのピラミッド。
そしてこの『太陽のピラミッド』、内部にはもう1つ別のピラミッドがあるのだと言います。
つまり、その古い神殿を覆うように造られているということなのだとか。
このピラミッドは頂上までのぼることが可能です。
ピラミッド正面の大階段を、豆粒のような人たちがのぼっているのが見えますか?
てっぺんにも小さく人が立っているのが見えますか……?
頂上からの眺めはとてもよく爽快な風が吹いているとのことですが、実は私はのぼっていないので知りません。
……え、だってひとりだし、何かあった時とかどうしようもないし……
さ、次!
『死者の道』の向こうに見える、次のピラミッドへ向かいます!
いやそれにしても天気よすぎ!暑い!!
こちらテオティワカン遺跡の中で2番目に大きな建築物、『月のピラミッド』です。
名前的には先ほどの『太陽のピラミッド』の対になる存在のようですが、実はこちらの方が重要度は高かったのではないかと言われているそうです。
確かに『死者の道』をまっすぐに歩き、最後に行き着くのはこの『月のピラミッド』。
大きな宗教儀礼はこちらで行われていたと推測されているのだとか。
この『月のピラミッド』も頂上までのぼることが可能です。
……興味のある人はぜひどうぞ。あ、私はのぼってな(以下略)。
そしてこちらは『月のピラミッド』のすぐ隣にある、『ケツァルパパロトルの神殿』です。
テオティワカン遺跡で最も完全に近く修復されている建築物の1つです。
確かに壁画や彫刻などがしっかりと見てわかる!
ここは『月のピラミッド』の祭事にかかわる神官の住居であったのではないかと考えられているそうです。
この『ケツァルパパロトルの神殿』から横に出ると、Puerta3の出口に出ることができます。
この出口からバスが出ておりメキシコシティへ帰ることができるので、ここでバスを待つといいですよ。
このモニュメントの横に赤い小屋のようなものがあるので、その前で待ちます。
バスが来たら手を上げるなりなんなりでちょっとアピールして、バスに乗せてもらいましょう。
そしてここからまた1時間ほどバスにのり、北方面バスターミナルへ帰ります。
ロマンあふれるでっかいピラミッドと遺跡!
何だかブログの内容はちょっと冷めている感じになりましたが、実際には非常に興奮しながら遺跡を巡っていました。(ピラミッドにのぼるのぼらないは、また別問題だとお思うし!笑)
ここまで広大で巨大なピラミッドや神殿、そして都市国家を形成したにも関わらず、突然衰退し滅亡、歴史からその存在が消えた謎はいまだに解明されていません。
そしてこういった古代都市の遺跡が、メキシコにはいくつも残っています。
ロマン!!ロマンがあるよ!!
メキシコシティからのアクセスもそんなに難しくないと思うので、メキシコシティにお越しの際はぜひこのテオティワカン遺跡まで立ち寄ってほしいです。
以上、ラテンアメリカ最大の都市遺跡、テオティワカン遺跡へ行ってきた!でした!
コメント
いつもブログ読んでます。
私は今年からトロントでワーホリ予定なのですが、現地に着いてからはどのくらいのお金が必要でしたか?
学費、1ヶ月のレジデンス代は払ってから出発するので、向こうで使用するのは生活費、携帯代、1ヶ月以降のレジデンス代くらいかな…と思うのですが…。
できるだけすぐにバイトは始めたいと思っていますが、もちろんすぐに決まらないかもしれないので、(バリスタクラス受講なのでカフェ希望です!)実際にこのくらい必要かな、というユキコさんの意見を参考にしたいです。
よろしくお願いします!
>Mさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
現地でのざっくりとした生活費、ということでよろしいでしょうか。
大体、携帯代がプリペイドで月に$30ほど、家賃(水光熱とインターネット込み)が$690。その他はだいたい、ざーっくりと、$500(食費や交際費、雑費含め)いかないくらい、だと思います。私は家賃が高いので、その分少し高めの生活費となりました。家賃をもう少し下げられれば、大体$1000~$1200前後で生活ができると思います。
私が過ごしたのはビクトリアだったので、おそらく都会であるトロントとは若干の物価の違いもあると思います。あくまでもご参考程度に頭にとどめておいていただければ幸いです!