先日、ビクトリアの近くにある町、シドニーというところに行ってきました。
そこは特に何か大きな観光名所があるというわけではない、普通の小さな町です。でも私は、この町が何だか好きです。
歩いていると、しみじみとそんな気持ちになりました。
カナダのシドニー 海沿いの小さな町を散歩してみる
カナダのシドニー。何だか名前だけ聞くと混乱してしまいますが、場所はここです。
私が今いるビクトリアから、ダウンタウンからならバスで1時間くらい。ここへ行くのは72番のバスがおすすめです。
ビクトリアの公共バスの乗り方は、こちらのブログを参照ください。
シドニーのすぐ西側にはビクトリア国際空港があります。そのため、町中では久しぶりに飛行機が飛んでいる姿を見かけました。
そう、ビクトリアって全然飛行機が飛んでないんですよ。見かけても小さなプロペラ飛行機で、それもけっこうまれなんです。
空を見上げると、飛んでいるのはカモメや時々カラス。そういえば最近は少し鳩も見かけるようになりました。笑
こんな感じで、正直、町中には何にもありません。
ただただ、のどかな時間が流れています。
カップルで釣りを楽しんでいたり、家族で芝生に寝転んでいたり、フリスビーをしていたり。手をつないで散歩をしている老夫婦とか。
なんでもない、けれどもとてもうらやましい光景がたくさんありました。
私もこんな風に、そしてこんなところに住みたいなぁ。
シドニーで一番おいしいとうわさのフィッシュ&チップスをいただきます!
さてそんなシドニー、あんまり観光名所というものはありません。
が、1つだけ目当てのお店がありました。それがFish on Fifthというお店です。
場所はここ。
その名前のとおり、フィッシュ&チップスがおいしいと有名なお店です。
遠目からでもわかるこのかわいい外観。夏の晴れた日には、お店の前にあるテラスにもお客さんが座るのでしょうね。
この日は11時過ぎの開店時間すぐ頃に来店し、すぐに座ることができました。
中はこんな感じで、外観と同じブルーで統一されたかわいらしい内装。左手のレジカウンターの奥にも座席があります。
店内には至るところに絵が飾ってあったり、ちょこちょこと水槽があったりと少し雑多な印象ではありますが、それもまた味ということで。
メニューの写真を撮るのを忘れてしまいましたが、フィッシュ&チップスは3種類の魚から選ぶことができます。サーモンと、いちばんベーシックなタラ、そしてオヒョウの3種類。
余談ですが、このオヒョウ(Halibutと書かれています)って絶対にフィッシュ&チップスのお店で見かけるんですが、何なんでしょうか。
そしてフィッシュのつけあわせですが、こちらもコールスロー&フレンチフライ、ヤムフライ、スープなどから選べます。
私たちはベーシックなタラのフィッシュに、付け合せはコールスローとフレンチフライを選びました。
盛り付け、雑か。ポテトもコールスローサラダもはみでとるがな。笑
しかもこれ、お皿の奥側は3分の1くらいスペースが空いてますからね。(つまり片方に寄せすぎ)
フィッシュをアップでどーん。
ちなみに、フィッシュは1ピースか2ピースを選べます。私たちは二人でフィッシュ2ピースのプレート、一皿をシェアするように注文しました。
最終的に、私たちはこの選択がベストだったと確信しました。
やっぱりこっちのごはん、何もかもが多いです。特に女性は『あーおいしかったー!!』と思ってフィッシュ&チップスを食べ終えたければ、この注文の仕方がベストです。
たとえ店員さんに『それだけ?足りるの?』という顔をされようとも、強い意志で!!(実際にされた。笑)
こちらは私が1人前のフィッシュ&チップスに挑戦、そして完敗した様子です。
話を戻して。
ここのフィッシュは衣がものすごくカリッとしていました。中のタラがやわらかくてホロッとしているのと、とても対照的でよろしい感じです。衣にも少し味がついているので、何もつけなくてもおいしい!
そして個人的にヒットだったのが、つけあわせのコールスローサラダでした。味付けはほんのり甘めで、がつんとしたパンチはなくって、何となく何か足りないような……いやでも…あと引くこの感じ、うまい……!という感じ。(わかりにくい)
『何これ、止まらん。』と言いながらガツガツいただきました。
本当においしかったなー。あれの味付け、いったい何だったんだろうか。
シドニー町歩き。シドニーってこんなところです
空腹を満たしたあとは、ふたたびぶらり散歩。
何だかとってもかっこよい消防車!
私のおすすめのシドニーでの過ごし方は、2枚目の写真のベンチに座って、ひたすらぼーっとすること。もしくはその手前の芝生でぼーっとすること。
本当に気持ちいいんですよ!何かに疲れた方、ぜひぜひおすすめします。
自分のことを知っている人が誰もいないから、ビクトリア以上にのんびりできた
たぶん、これが大きかったんだと思います。
ビクトリアって、すっごく小さな町なんですよ。特にダウンタウンを歩いていると、特に約束をしていなくとも知り合いにばったり会うことが本当に多い。
ビクトリアは大好きだけど、私のように外で一人でぼーっとするだけの時間が必要な人間には、少し窮屈に感じる時もあるんです。
時間の流れ方はビクトリアと同じくらいゆっくりで、でもここには私の知り合いはだーれもいない。
ほどよくコンパクトで、人も多すぎなくって、ガヤガヤしていなくって。そんなシドニーの町並みが、私にはきっとドンピシャだったんだと思います。
たぶんこれからも、時々ここにはぶらっと訪れると思います。
何にもない、があるシドニー。ビクトリアの次にお気に入りの町ができました。
おいしいおやつもあるし。
このチョコレートケーキ、濃厚で最高においしかったです!!
ちなみに働いているお兄さんがCamosun Collegeの学生さんだったようで、ちょっとだけお話できたのも、いい思い出です。
こんな感じで、カナダ・ビクトリアのお隣の町。楽しいシドニーの町歩きでした。
そんなシドニー、夏は毎年ナイトマーケットが開催されています。
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