この夏よくも悪くも話題の映画、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』見てきました!
ああ…これは話題になるわぁ…。
映画を見終わったあと、正直な感想はこれでした。
というわけで、今日は『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の感想です。ネタバレ、大いにしています!ご注意!!
そして書いてみたら、けっこう否定的になっていて自分でもびっくりだ。笑
映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の感想
まず最初にお伝えしておくことは、私は原作の漫画は読んでいません。漫画については、まだ進撃の巨人がここまでの人気漫画でない頃、本屋さんでお試しを読んだことがあります。
ただ、その後に放送されたアニメは全て見ました。
なので、おそらく原作のストーリーや登場人物の関係性はわかっていると思います。ちなみに私はエルヴィン団長やリヴァイ兵長、そしてハンジといういわゆる調査兵団の大人組が好きです。
そんな私が今回の実写版を見た感想。
何だよ。
わかってたよ。
わかってたけど、別物にもほどがあるわ!!
こんな感想です。笑
いや正直、賛否両論があるのも知ってましたし、別物として見るつもりで行ってきたんですよ。実際に去年の『るろうに剣心』の実写は非常に楽しめましたし。
それにしたってさあ…。別物として見ようとしても、やっぱりアニメで見た、聞いた表現がちょこちょこ入ってくるから、そのたびにグイッと引き戻されるというか…。
まず冒頭、主人公エレンがただの反抗期のガキでした。ひたすら『お前らこのままでいいのかよ!イライラするんだよ!』と言いながら、紹介された仕事も1ヶ月ともたずに辞めてる少年(青年?)。幼なじみのアルミンの親には、もう仕事紹介しないよ!と言われている始末です。
『壁の向こうには本当に巨人なんかいるのか?』『向こう側は、楽園かも知れないぜ?』
これらは実写エレンのセリフなんですが、この映画ではそもそも巨人の存在すら序盤ではあいまいなの?調査兵団による壁外調査もろくに行われていないようなことも言ってたし。この時点でもう世界観への違和感が満載でした。
そして突如現れた超大型巨人によって壁は壊され、再び巨人の恐怖を思い出す人類。
ここからの巨人の蹂躙シーンは、確かにこれ、グロイ。
身体は裂かれるし、手足や身体は飛ぶし。血はバッシャバシャだし。
でもなぁ、何だろ。
巨人たちの顔が妙におかしいんですよねぇ。ものすごい日本人顔というか、人間っぽいんです。言うなればその辺の中年の人たちが、そのまんま大きくなった…みたいな感じでした。笑
そのため、アニメの得体の知れない気持ち悪さとは少し違う印象です。
そしてこの混乱の中、ミカサは行方不明に。その2年後、生き残ったエレンとアルミンは志願兵となっています。そんなエレンたちは、残されたわずかな爆薬を用いた壁の修復作戦に参加します。
その道中で、勝手な行動を取った同期の女性兵士(ヒアナ)のせいで巨人たちを呼び寄せてしまいます。
そこで兵士たちのピンチを救ったのが、最強と言われる兵士、シキシマです。
原作にはいないオリジナルキャラクターですね。そしてその横には、2年前に死んだと思っていたミカサが付き従っていました。
言っていいですか?
すみません。このシキシマ、ものすごく気持ち悪かったです…。笑
やることなすこと、何かもう気持ち悪い。喋り方も何であんな感じの、思わせぶりでもったいぶってるの?終盤では、あろうことか立体起動装置を使った戦い方を、直接巨人と戦わせる形でエレンに教えます。
ほぼ気持ちだけで突っ走ったエレンは、その最中に巨人に足を食いちぎられてしまいます。
それを見たシキシマの一言が、『ま、運もあるさ。』って…いやいや、エレンを焚き付けたのあんたやん…。前編である今作のみを見ると、シキシマはただのスカした嫌なヤツでした。
最後はアルミンが巨人に食われかけるのを助け、自身が巨人に食われるエレン。そして巨人の腹の中で覚醒し、自らが巨人となります。
エレンは、巨人の腹の中であのセリフを言いました。
『駆逐してやる…!』
え?!ここ?!そこでこのセリフはじめて言うの?!
原作やアニメとあまりに違う使われ方で、ものすごくびっくりしましたよ。
あと何でシキシマとミカサ以外は、立体起動装置を使わないのだろうか。弓矢や斧で戦う兵士もいたけど、基本的にはみんな逃げ惑っていただけです。身体には立体起動装置を付けて、です。みんな装備してるんですよ?
ハンジすらも戦うことはなく、ひたすら逃げていました。そこがものすごい違和感…。ハンジはそんなんじゃない、そんなキャラじゃないんだよ!
本郷アルミンを推したい!
こんな感想ばかりを書きましたが、『これはいい!』と思ったこともあります。
それが、本郷奏多くん演じるアルミンです。
アルミンの心優しい部分が強調されており、この映画の中の唯一の癒し…。笑予告を見る限り、後編では上官に向かってタンカをきったり頭脳派だったりな面も見せるのかな?
原作とは少し違いますが、本郷アルミンは非常によかったです。本当によかったです。
今回の映画での、私の一押し!
石原ハンジもよかったよ!
前評判がものすごく高かった、石原さとみさん演じるハンジ。実際私も、CMの雄叫びを聞いて映画を見に行ってみようかな?と思いました。
進撃の巨人の実写、何とも言えない感じの感想が多いなあ。予告の石原ハンジはとても好みなんだけども。あれ、非常にいい雄叫びをあげてるよねえ。
— ユキコ (@yukikolog) August 2, 2015
アニメのハンジ役の声優さんにいろいろとお話を聞かれたんでしたよね。確かに、アニメのハンジを思い起こさせる場面が非常に多かったです。少しネジがはずれてしまっているかのような、テンションがおかしくなってしまっているハンジの姿はまさにそのもの。
演技がわざとらしいとか芝居がかっているという声もありますが、そもそもハンジってそんなキャラだと思うよ。
根本のハンジらしさはおそらく私と監督の解釈が違うんだろうなと感じました(ハンジはそんなんじゃない!って思ったし)が、石原さとみさんの演技はとても好みでした。
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』感想まとめ
はっきりと言えることは、これは原作やアニメとはまったくの別物。
特に原作のファンがこの映画を見るとなったら、こう考えないと見られません。キャラクター、世界観、全てが別物。兵士たちが車に乗って移動している時点でね、別物です。
あとは、グロイのもそうでしたが、思ったよりもホラーでした。
ホラー嫌いにはつらいよ!何だよその登場の仕方!っていう場面、多いです。来るぞ来るぞ、その背後が怪しいぞ…キター!!って感じ。笑
見どころは本郷アルミン。一押し。石原ハンジもわりといい感じだったよ!
こんな感じで、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の感想でした!
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